フランスとイタリアの国境に位置するモンブラン(Mont Blanc)はヨーロッパの最高峰。このモンブランを眺める展望台は、フランス側にエギーユ・デュ・ミディ(Aiguille du Midi)展望台、イタリア側にエルブロンネル(Helbronner)展望台があります。このふたつの展望台はロープウェイで結ばれていますので、シャモニー(Chamonix)からエギーユ・デュ・ミディに来たならば、ロープウェイに乗ってエルブロンネル展望台まで足を伸ばすことをおススメします。
このロープウェイに乗ると、”白い谷”を意味するバレブランシュ(Vallee Blanche)と”巨人の氷河”を意味するグラシエ・デュ・ジュアン氷河(Glacier du Geant)を眼下に眺めながら空中散歩が楽しめます。写真はグラシエ・デュ・ジュアン氷河ですが、氷河トレッキングを楽しむ5人組のパーティーが見えました(1枚目写真の中央やや下、2枚目写真の左やや上)。
この氷河トレッキング、ヨーロッパでは人気があるようで、氷河を見に行くとこういったパーティーをよく見かけます。もちろんツルツルの氷上を歩くので、アイゼンやピッケルを装備しなければならず、全員がロープで繋がって歩くことになります。歩行コースの近くには2枚目の写真のようにクレパスが口を開けていたりするので、現地に詳しいガイドを手配する等の入念な準備が必要です。その点、ロープウェイはホントにお手軽でありがたい存在。つくづく、よくぞこんなところに作ったものだと感心します。