Gornergrat(ゴルナーグラート展望台)

ツェルマット(Zermatt)から見たマッターホルン

不思議なもので、グリメンツ(Grimentz)は何度訪れても雨ばかりなのだが、もうひとつ東側の谷間にあるツェルマット(Zermatt)は毎回晴天に恵まれます。ここに来る理由の大半はマッターホルンを拝むことにあるので来るたびに晴天なのはありがたいですね。

こんなに至近に山が見えてもモヤってくると全く見えなくなってしまうから、中にはマッターホルンを見れずに帰る旅行者もいるんです。でも、ツェルマットが曇天だったとしてもまだマッターホルンを見るチャンスはあります。

ゴルナーグラートへ上がる途中のRotenboden駅 から見たマッターホルン

ツェルマットの街を覆っている雲が低いところにある場合は、展望台へ上ることでマッターホルンの全景を見ることができます。こんな時は登山電車の道中が楽しい。ツェルマットの街で見上げていた雲の中を登山電車が抜けて行き、気がついてみればツェルマットの街は雲海の下に沈み、そして展望台に着いたときには眩しいくらいの晴天。まさに登山電車で天に昇って来た感じがします。また、雲を抜けていきなり視界が開け、目の前にマッターホルンが現れた時は感動ものです。

ゴルナーグラートから見たマッターホルン

マッターホルンを眺める展望台はいくつもあるので迷う所ですが、私はゴルナーグラート展望台がお気に入りです。終着駅であるゴルナーグラート駅からマッターホルンを眺めると、ツェルマットで見たものより山の形がシャープでスリムになります。それに、高く上がった分だけ目線が近くなり、よりこの山の雄大さを実感できるかと思います。

展望台とホテル。低酸素なのであそこまで上るのが辛く感じる人もいる。

ゴルナーグラートの駅から展望台までは短い距離ですが上り坂があります。ここでは、はやる気持ちを抑えながらゆっくり歩くことをおススメします。けっこう具合悪くなる方もいるようです。なんせ、海抜3098メートルですからね。気温の方もツェルマットの街よりグンと下がります。


この展望台を好む理由はコレ。ここのテラスは最高です。間近に迫るマッターホルンを眺めながらのんびりと食事ができる、かなり贅沢なロケーションです。調子に乗ってシャンパン開けたこともありますが、標高が高いせいか酔いが早いので飲み過ぎは禁物です。(*高所のお酒は注意が必要です)

テラスよりさらに上るとモンテーローザが間近に見えます。

テラスからさらに高い所へ行くこともできます。ここからはマッターホルンだけでなくモンテーローザなどの山々を間近に見ることができます。しかし、ややキツい上り坂なのでテラスで酔っぱらう前にこちらに足を運んでおいた方が良いと思います(笑)。

何はともあれ、ツェルマットに来たならば、ゴルナーグラート展望台に行くことをおススメします。ここからの眺めは素晴らしいの一言に尽きます。

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